BRC RESOURCE NEWS

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VOLタイトル
2025 vol.102025年度 ヒトiPS細胞の培養に関する技術研修
2024 vol.09ヒトiPS細胞のご要望を募集しております!
2024 vol.08汎用細胞株の利用には要注意
2024 vol.07ヒトiPS細胞の培養に関する技術研修
2024 vol.06ヒトiPS細胞の下記のようなご要望を募集しております
2023 vol.05疾患特異的iPS細胞の遺伝子解析情報
2023 vol.04ヒトiPS細胞の培養に関する技術研修
2022 vol.03レポーターノックインiPS細胞株
2022 vol.02疾患特異的iPS細胞 及び 健常人iPS細胞を提供しております
2022 vol.01COVID-19関連研究に利用される細胞株


2025年度 ヒトiPS細胞の培養に関する技術研修

ヒトiPS細胞培養の技術研修を実施します。
当研修では、ヒトiPS細胞の培養方法の種類と特徴の概要説明、フィーダーを用いて培養する細胞の継代・凍結(簡易ガラス化法)・融解法、及び、フィーダーフリーで培養する細胞の培養方法について、講義と実習を行います。
詳細はこちらをご参照ください。
ips_training_2025

ヒトiPS細胞のご要望を募集しております!
  • 健康人iPS細胞において、特定遺伝子の欠損(ノックアウト)や特定変異を導入したい。
  • 特定変異を持つ疾患特異的iPS細胞において、変異修復を試みたい。
  • この疾患の細胞群に、全ゲノム情報を付加してほしいなど。
健康人由来iPS細胞(Feederあり)

健康人由来iPS細胞(Feederあり)

健康人由来iPS細胞(Feederなし)

健康人由来iPS細胞(Feederなし)


汎用細胞株の利用には要注意

ヒト白血病細胞株を代表するK-562は、樹立後、半世紀も世界中で広く活用されています。当室に登録されている異なる3つのK-562細胞株を比較した結果、意図しない細胞特性の相違が検出されました。
細胞名が同じであっても細胞特性が異なる細胞の存在が示唆されます。細胞株は公的バンクから入手し、論文には登録番号も明記しましょう。
Kasai F, Mizukoshi K, Nakamura Y.
Variable characteristics overlooked in human K-562 leukemia cell lines with a common signature Sci Rep 2024 14(1):9619
PubMed ID: 38671192 DOI: 10.1038/s41598-024-60271-8
K562


ヒトiPS細胞の下記のようなご要望を募集しております
  • このiPS細胞の分化能を解析してほしい
  • この遺伝子のプロモーター活性を利用してマーカーを発現するコンストラクトを作製してほしい
  • 健康人iPS細胞において、特定遺伝子の欠損(ノックアウト)や特定変異を導入したい

など 詳細はこちらをご覧ください。


疾患特異的iPS細胞の遺伝子解析情報

疾患特異的iPS細胞の中の筋萎縮性側索硬化症(ALS)に関して、ALSの原因遺伝子と考えられているSOD1遺伝子 及び TARDBP / ALS10 / TDP-43遺伝子の変異について解析しました。
また、脊髄小脳変性症に関しては、脊髄小脳変性症関連8遺伝子領域の反復配列のリピート数を解析して下記のページで詳細を公開しています。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者由来iPS細胞の遺伝子解析情報
HPS0476

脊髄小脳変性症患者由来iPS細胞の遺伝子解析情報
HPS1725


レポーターノックインiPS細胞株

CRISPR-Cas9システムを利用して作製されたレポーターノックインiPS細胞が寄託されました。
細胞の分化状態を可視化することが可能で、発生分化機構の解明を行う上で、貴重なリソースとなっております。
H2Bシリーズは細胞周期の研究にも有用です。
SOX10-TEZ(HPS5064) 【親株:201B7(HPS0063)】*TEZ: tdTomato, EF1, Zeocin
PAX6-TEZ (HPS4903) 【親株:454E2(HPS0077)】
ISL1-TEZ_1(HPS5037) 【親株:1383D6(HPS1006)】
H2B-TEZ(HPS5140) 【親株:1383D6(HPS1006)】
H2B-GEZ(HPS5141) 【親株:1383D6(HPS1006)】*GEZ: EGFP, EF1, Zeocin

<H2B-GFP>

H2B-EGFPH2B-GFPH2B-GFP

<H2B-tdTomato>

H2B-tdTomatoH2B-tdTomatoH2B-tdTomato


疾患特異的iPS細胞 及び 健常人iPS細胞を提供しております

・ほとんどの疾患特異的iPS細胞は「提供承諾」や「共同研究」が不要で、「企業の利用も可能」です。(倫理委員会による審査・承認は必要です。)
・利用希望のご連絡を頂いた細胞は「優先的に整備」します。
・疾患特異的iPS細胞 及び 健常人iPS細胞には「臨床・健康情報が付随している株」があります。
疾患特異的iPS細胞一覧は、こちらをご覧ください。

フィーダーフリー ヒトiPS細胞

フィーダーフリー ヒトiPS細胞

オンフィーダー ヒトiPS細胞

オンフィーダー ヒトiPS細胞


COVID-19関連研究に利用される細胞株

抗SARS-CoV-2 Spike 抗体を産生するハイブリドーマを提供しております。
その他、当室から提供した細胞株を利用して、COVID-19関連論文が多数発表されております。
また、様々な動物種の細胞株も当室では保有しており、ウィルス感染研究にも利用されております。
COVID-19 関連細胞については、こちらをご覧ください。

R52_Spike(RCB5391)

R52_Spike(RCB5391)

Vero(RCB0001)

Vero(RCB0001)



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