2003年度に提供を開始しましたが、2023年度にて寄託細胞の全ての提供を終了しました。
これにて、ヒト間葉系幹細胞バンクは終了とします。
長きにわたるご利用、誠にありがとうございました。
利用者の皆様には、これまでに約40報の論文を発表していただきました。
HMSをご参照いただければ幸いです。
研究用ヒト間葉系幹細胞について
● 間葉系幹細胞は、骨・軟骨・脂肪細胞などの細胞に分化する能力を有する幹細胞です。
● 再生医学への応用を目指した研究分野で有用な細胞であり、ゲノムや遺伝子を解析対象とする研究も含めた様々な学術研究のために、国の内外や営利・非営利機関を問わず、利用希望者からの依頼に応じて細胞を提供しています。
● 利用者の皆様が研究成果として取得された個人識別符号(全ゲノム解析結果等)につきましては、法令・指針を遵守した取り扱いをお願いいたします。
● 提供する細胞は、初代培養(短期間培養)を実施したヒト間葉系幹細胞です。
● 付随情報として、性別、試料採取時年齢、試料採取部位、細胞継代数を提供します。
● 使用にあたっては、事前に使用機関内の倫理審査委員会で承認を得ることが条件となっています。
● 細胞バンク事業対象細胞としての提供に関する所定の手続き(提供同意書の締結等)を経た後に、細胞を提供します。
● 本試料(含付随情報)は、理研バイオリソース研究センターが責任をもって管理しています。
● 細胞は匿名化が実施され、かつ、細胞提供者を特定することはできません。細胞提供者から研究使用中止要請を受けることもありません。
細胞材料 (HMS) 情報
◇ 初代培養細胞であり、不死化細胞株ではありませんので、各試料の提供数には限りがあり、在庫が無くなり次第終了となります。
◇ 必要な手続き(使用機関の倫理審査・承認、提供依頼書の提出、提供同意書の締結)を終えた機関から順次提供しています。
以上、ご留意ください。
培養について(HMS)
提供について(HMS)
◇ 提供同意書について
・研究用ヒト間葉系幹細胞を使用するには、法令指針等に該当するか否かに関わらず、使用機関の倫理審査委員会による承認が必要となります。生物遺伝資源提供同意書を締結するにあたっては、倫理審査委員会の承認書の写しが必要です。
・締結済みの「研究用ヒト間葉系幹細胞提供同意書」のすべての内容に変更がない場合は倫理審査委員会承認の研究期間内に50件まで、提供同意書の再締結の必要はありません。
◇ 寄託機関と使用条件について
寄託機関 A : 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科
条件1: 使用機関は、研究成果の公表にあたって、次の文献を引用する。
Tsutsumi S, Shimazu A, Miyazaki K, Pan H, Koike C, Yoshida E, Takagishi K, Kato Y. :
Retention of multilineage differentiation potential of mesenchymal cells during proliferation in response to FGF.
Biochem Biophys Res Commun. 2001 Oct 26;288(2):413-9.
条件2: 使用機関は、研究成果の公表にあたって、広島大学加藤幸夫博士への謝辞の表明をする。
寄託機関 B : 国立成育医療センター研究所
条件: 細胞の使用にあたっての条件はありません。
品質管理について