★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ RIKEN BioResource Center, Cell Bank MAILNEWS 20080917号(電子メール版) https://www.brc.riken.jp/lab/cell/ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ============================================================= ■ 2008年度 9月 新規提供細胞材料のお知らせ ■ 学会報告 第20回 国際遺伝学会 ベルリン ■ 理化学研究所 バイオリソースセンター成果 ■ 山内俊夫文部科学副大臣がバイオリソースセンターを視察 ■ DNA BANKホームページ情報 ヒトES細胞ならびにiPS 細胞関連クローン 培養細胞におけるp53遺伝子の情報 ■ ひとりごと ============================================================= 次号からの MAILNEWS の中止をご希望の方 → cellbank.brcriken.jpへ 所属、氏名、メールアドレスをお知らせ下さい。 ============================================= ■ 2008年度 9月 新規提供細胞材料のお知らせ ============================================= 9月に新規に提供可能となった細胞材料のお知らせです。 細胞材料を寄託して頂いた先生方には、室員一同、心より御礼申し上げます。 ◎ 動物由来細胞、ヒト由来細胞 新規提供細胞材料 30株 https://www.brc.riken.jp/lab/cell/rcb/shinkiteikyou.shtml AES0132 BXM14 マウスES細胞。F1マウス(C57BL/6 x MSM)由来。 AES0133 BXM15 マウスES細胞。F1マウス(C57BL/6 x MSM)由来。 RCB2145 PC-3 ヒト前立腺癌由来細胞株。骨転移巣より樹立。 RCB2326 CHO-AA8 CHO-K1細胞亜株。UV、放射線感受性変異株の親株として広く 使用。APRT、HPRT遺伝子座の変異頻度の解析に有用。 RCB2327 EM-9 CHO-AA8細胞亜株(CHO-K1細胞亜株)。放射線感受性株。 XRCC1遺伝子欠損。 RCB2328 irs1SF CHO-AA8細胞亜株(CHO-K1細胞亜株)。放射線感受性株。 XRCC3遺伝子欠損。 RCB2329 V-3 CHO-AA8細胞亜株(CHO-K1細胞亜株)。放射線感受性株。 XRCC7(DNA-PK)遺伝子欠損。 RCB2330 CHO-K1 突然変異誘発による様々な変異株を単離するための親株とし て広く使用。 RCB2331 XR-1 CHO-K1細胞亜株。放射線感受性株。XRCC4遺伝子欠損。 RCB2332 V79-4 V79細胞亜株。放射線生物学、突然変異誘発、哺乳動物細胞遺 伝学などに広く使用。 RCB2335 V-E5 V79細胞亜株。放射線感受性変異株。XRCC8遺伝子欠損。 RCB2336 V-G8 V79細胞亜株。放射線感受性変異株。XRCC8遺伝子欠損。 RCB2337 V79B V79細胞亜株。放射線生物学、突然変異誘発、哺乳動物細胞遺 伝学などに広く使用。 RCB2338 XR-V79B-4 V79細胞亜株。放射線感受性変異株。XRCC8(Ku80)遺伝子欠損。 RCB2339 XR-V15B V79B細胞亜株(V79細胞亜株)。放射線感受性変異株。 XRCC8(Ku80)遺伝子欠損。 RCB2355 HeLa CD4+Clone1022 HeLa細胞亜株。ヒトCD4を発現。HIVの感染実験に使用。 G418耐性。 RCB2356 HeLa-CD4-LTR-β-gal HeLa細胞亜株。ヒトCD4を発現。HIVの感染をX-gal染色によ り検出。G418及びHygromycin耐性。 RCB2358 Hltat HeLa細胞亜株。HIV-1 LTR プロモーターによりtat遺伝子を発 現。G418耐性。 RCB2639 NB2a マウス神経芽細胞腫(Neuroblastoma)由来細胞株。 RCB2642 MUSS マウス悪性組織球腫(spontaneous malignant fibrous histiocytoma)由来細胞株。 RCB2643 F9 マウス胎児癌(embryonal carcinoma)由来細胞株。 RCB2644 JLS-V9 BudR マウス骨髄由来細胞株。線維芽細胞様。 RCB2648 D4 NIH/3T3細胞亜株。形質転換したリンパ芽球様細胞。 RCB2649 B16 F1マウスメラノーマ由来細胞株。 RCB2651 JLS-V9 マウス骨髄由来細胞株。線維芽細胞様。 RCB2652 J774-1 マウス腹水由来細胞株。マクロファージ様細胞。 RCB2656 BLKCL.4 マウス胎児由来線維芽細胞株。不死化細胞株。 RCB2657 Colon-26 マウス直腸癌由来細胞株。 RCB2694 MEDMC-BRC6 マウス肥満細胞系細胞株。マウスES細胞(BRC6; AES0010)由 来。SCF及びIL-3依存性。 RCB2699 MEDEP-BRC4-2 マウス赤血球前駆細胞株。脱核赤血球まで分化可能。マウス ES細胞(BRC4; AES0008)由来。SCF及びDex依存性。 ◎ 日本人由来不死化細胞株 (EBV transformed B cell : HEV) 新規提供細胞材料 10株 https://www.brc.riken.jp/lab/cell/hev/hsc/search_hsc.shtml HEV0092 HEV0151 HEV0188 HEV0192 HEV0224 HEV0292 HEV0363 HEV0386 HEV0400 HEV0442 =============================================== ■ 学会報告 第20回 国際遺伝学会 ベルリン http://www.geneticsberlin2008.com/ =============================================== 細胞材料開発室で整備・開発を進めているモンゴロイド系少数民族のコレクション (園田・田島コレクション; https://www.brc.riken.jp/lab/cell/hev/hsc/search_hsc.shtmlのアピールのために、 7月半ばにドイツ・ベルリンで開催された国際遺伝学会に参加しました。 「遺伝学」のキーワードのもとにEU各国や周辺諸国から多くの研究者が参加する、 規模の大きな学会でした。 研究内容の各論に関する感想を述べるのはまた別の機会に譲るとして、バイオリ ソースに携わる立場の者として気が付いたことと言えば。。。 EUのEMBL、アメリカのJackson Labなど、各国のリソースセンター発の発表がい くつかありました。いずれも新しい手法・リソースの開発に関する発表で学術的にも 非常に面白く、理研バイオリソースセンターの理念の一つである「リソースなくして 研究なし、研究なくしてリソースなし」という精神が世界共通のものであることを再 確認しました。新規手法やリソースの開発と既存のリソースの信頼性の向上。両立さ せるのは大変ですが、2つの方向性をバランス良く進めていくことが大切だなぁとし みじみ考えた次第です。 (檀上 稲穂) =============================================== ■ バイオリソースセンター新規変異マウス研究開発チーム成果 =============================================== 理化学研究所バイオリソースセンターでは、特定の遺伝子に点突然変異を持つモデ ルマウスを、研究者にいつでも提供できるバイオリソースとして「点突然変異マウス ライブラリー」を、世界に先駆けて開発、整備しました。今回、この点突然変異マウ スライブラリーが、これから国際的に大規模な展開が見込まれる第3期マウスミュー タジェネシスプロジェクトの中核的なライブラリー_1となるとの展望を示しました。 新規変異マウス研究開発チームの権藤洋一チームリーダーらの研究グループによる成 果です。 詳細はこちら http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080910/index.html =============================================== ■ 山内俊夫文部科学副大臣がバイオリソースセンターを視察 =============================================== 9月10日、文部科学省より山内俊夫副大臣、倉持隆雄大臣官房審議官らがバイオリ ソースセンターを訪れ,活動状況を視察しました。山内副大臣は、小幡裕一センター 長、中村幸夫室長らよりBRCの事業についての説明を受けた後、今話題のiPS細胞やiP S細胞から誘導分化させた心筋細胞の実物、さらにマウスやシロイヌナズナ等のバイ オリソースをご覧になりました。また、我が国の知的基盤整備戦略やバイオリソース の重要性、国際情勢等について、積極的な意見交換を行いました。 詳細はこちら http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080910/detail.html =============================================== ■ DNA BANKホームページ情報 《ヒトES細胞ならびにiPS 細胞関連クローン》 《培養細胞におけるp53遺伝子の情報》 =============================================== DNA BANKホームページに細胞材料に関する情報が掲載さましたので、ご参照くだ さい。 《ヒトES細胞ならびにiPS 細胞関連クローン》 詳細はこちら http://www.brc.riken.go.jp/lab/dna/en/GENESETBANK/01101escell01.html 《培養細胞におけるp53遺伝子の情報》 詳細はこちら http://www.brc.riken.go.jp/lab/dna/en/GENESETBANK/211p53p73_2.html =============================================== ■ ひとりごと =============================================== 今年の夏は、いかがお過ごしでしたか。我が家の子供たちは、柔道部、水泳部に入っ ているので、北京オリンピックで盛り上がりました。 K.S.記 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ■メールニュースの配信について ※ 誠に勝手ながら、当メールへの返信による細胞材料等の お問合せは承っておりません。 ご質問は、新規メッセージとして 細胞材料開発室QA係 ( cellqa.brcriken.jp ) までお送り下さい。 ※当メールニュース受信者各位機関のサーバーメインテナンス等により メールニュースをお届けできない場合でも、メールニュースの再発行は 行いません。 発行済みのメールニュースは当開発室のwebサイトで公開しておりますので そちらをご覧下さい。 https://www.brc.riken.jp/lab/cell/mail_news/ △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ 発行 理化学研究所・バイオリソースセンター 細胞材料開発室 cellqa.brcriken.jp : 細胞材料、培養に関する質問 cellbank.brcriken.jp : 上記以外の質問 https://www.brc.riken.jp/lab/cell/ △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ 2008.9.17