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■ 2008年度 6月 新規提供細胞材料のお知らせ
■ 学会報告 6th ISSCR 2008
■ 理化学研究所 技術研修(実験植物)の参加者募集
■ つくばちびっ子博士のご案内
■ 2008年8月 発送日のお知らせ
■ ひとりごと
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次号からの MAILNEWS の中止をご希望の方 → cellbank.brcriken.jpへ
所属、氏名、メールアドレスをお知らせ下さい。
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■ 2008年度 6月 新規提供細胞材料のお知らせ
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6月に新規に提供可能となった細胞材料のお知らせです。
細胞材料を寄託して頂いた先生方には、室員一同、心より御礼申し上げます。
◎ 動物由来細胞、ヒト由来細胞
新規提供細胞材料 30株
https://www.brc.riken.jp/lab/cell/rcb/shinkiteikyou.shtml
AES0125 2TS22C マウスES細胞。129/01a雄マウス由来。
AES0127 TCNT1 マウスES細胞。F1 (C57BL/6 x 129)雄マウス由来。
AES0128 HSNT1 マウスES細胞。F1 (C57BL/6 x 129)雄マウス由来。
AES0129 HSNT2 マウスES細胞。F1 (C57BL/6 x 129)雄マウス由来。
AES0134 EGFP-MBD-nls
マウスES細胞。129/01a雄マウス由来。
RCB1872 A431 ヒト上皮様細胞癌由来細胞株。
RCB1904 MCF7 ヒト乳腺癌由来細胞株。
RCB2282 701-LCL ヒトB細胞株。健常者由来。EBウイルスで形質
転換した細胞。
RCB2288 211-LCL ヒトB細胞株。健常者由来。EBウイルスで形質
転換した細胞。RCB1876と同一人由来。
RCB2345 EEB ヒト赤芽球性白血病細胞由来細胞株。
RCB2351 OGU1 ヒトprimary effusion lymphoma (PEL)由来細胞株。
RCB2354 293gp MoMLVのgag/polを発現するパッケージング細胞株。
エンベロープとベクタープラスミドをコトランス
フェクトすることにより高力価の組み換えレトロ
ウイルスを産生する。293細胞亜株。
RCB2403 MG6 マウスミクログリア細胞株。Myc遺伝子によって形質
転換した細胞株。
RCB2531 CB-3512 ヒトB細胞株。臍帯血由来。EBウイルスで形質
転換した細胞。
RCB2534 M-MOK ヒト巨核芽球性白血病細胞由来細胞株。
RCB2536 T24 ヒト膀胱癌由来細胞株。Transitional cell carcinoma.
RCB2537 TFK-1 ヒト肝外胆管癌由来細胞株。
RCB2540 XPL 24 ヒトB細胞株。Xeroderma pigmentosum(XP)患者由来。
EBウイルスで形質転換した細胞。
RCB2541 RK-LCL-MUC1
ヒトB細胞株。健常者由来。
EBウイルスで形質転換した細胞。
RCB2610 FELV3281-AD
猫リンパ腫由来細胞株。
RCB2611 MDCK-AD 犬腎臓由来細胞株。
RCB2614 KLN205-MUC1
マウス肺扁平上皮癌由来細胞株
RCB2616 Clone M-3(CCL53.1)
マウスメラノーマ由来細胞株。
RCB2618 BCL1-B20マウスB細胞性白血病細胞由来細胞株。
RCB2623 KLN205 マウス肺扁平上皮癌由来細胞株。
RCB2630 B16 F10 マウスメラノーマ由来細胞株。
RCB2636 L5178Y-Sマウスリンパ腫由来細胞株。X線感受性。
RCB2638 B16/BL6 マウスメラノーマ由来細胞株。
RCB2710 Atg5+/+MEF
マウス胎児由来線維芽細胞。
RCB2711の比較対象野生型細胞。
RCB2711 Atg5-/-MEF
マウス胎児由来線維芽細胞。Atg5欠損細胞。
◎ 園田・田島コレクション細胞 (HSC)
新規提供細胞材料 10株
https://www.brc.riken.jp/lab/cell/hev/hsc/search_hsc.shtml
HSC0041 2C089
HSC0042 WY050
HSC0043 WY057
HSC0044 2C012
HSC0045 CHI232
HSC0046 2C100
HSC0047 CHI08
HSC0048 WY058
HSC0049 WY102
HSC0050 CHI60
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■ 学会報告 6th ISSCR 2008
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6月11日から14日まで、フィラデルフィア(米国)において開催されたISSCR
(International Society of Stem Cell Research)に参加してきました。外は暑
かったですが、建物の中は冷房が効き過ぎていて寒かったです。省エネルギー
は念頭にないようですね、アメリカの人達は。会議の全体的な印象として、「
意外とiPS細胞に関連した演題が少ないなぁ」とか「やっぱり今後しばらくは再
生医療の主役は体性幹細胞だなぁ」とかそんな感じでした。今回、私にとって
最も興味深かったのはNew York Neural Stem Cell InstituteのSally Templeと
いう人が発表した、網膜に由来する多分化能を持つ細胞の話でした。この細胞
は発生のかなり初期の段階で細胞分裂を止めてしまう細胞なのだそうですが、
ある条件で培養すると細胞分裂を再開し、かなりの分化能を発揮することが可
能だそうです。OCT4, Sox2, c-Myc, Nanog等の遺伝子を発現しているようで、
ES細胞とまではいかないまでも、かなり未分化な細胞であることが想像されま
した。今後も色々な組織から同様の能力を持つ細胞の存在が報告されてくるん
でしょうか。楽しみです。 (須藤 和寛)
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■ 理化学研究所 技術研修(実験植物)の参加者募集
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理化学研究所バイオリソースセンターでは、「最先端バイオリソースの利用
のための技術研修」を実施しております。
現在は、「植物培養細胞の超低温保存に関わる技術研修」の参加者を募集中です。
詳細はこちら
http://www.brc.riken.go.jp/inf/kensyu/index.shtml
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■ つくばちびっ子博士のご案内
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つくばちびっ子博士では、夏休みにつくば市内の各研究機関で行う展示やイ
ベント等を見学・体験できます。
参加資格、施設の詳細はこちら
http://www.tsukuba.ed.jp/~298kids/
理化学研究所のイベントはこちら
http://www.tsukuba.ed.jp/~298kids/modules/hakase/index.php/shisetsu/023.html
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■ 2008年 8月 発送日のお知らせ
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2008年8月12日(火)の発送はありません。
http://www.brc.riken.go.jp/lab/cell/plan/
8月5日(火)の発送の受付は、7月31日(木)午後5時までです。
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■ ひとりごと
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久しぶりのメールニュースの配信となりました。
日本組織培養学会第81回大会は多くの皆様にご参加いただき盛会となりました。
御礼申し上げます。学会期間中に開催致しました公開シンポジウム「iPS細胞の
展望と課題」には、学会会員の皆様だけでなく多くの学会会員以外の方々にご
参加頂きました。
予想以上に多くの方々に参加していただいたため、一部の方々は会場内での立
ち見あるいは会場外でのモニターによるご参加となってしまいご不便をおかけ
致しましたこと、お詫び申し上げます。
「iPS細胞」の提供依頼も国内外から多数有り、皆様の関心の高さを感じており
ます。
K.S.記
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■メールニュースの配信について
※ 誠に勝手ながら、当メールへの返信による細胞材料等の
お問合せは承っておりません。
ご質問は、新規メッセージとして
細胞材料開発室QA係 ( cellqa.brcriken.jp ) までお送り下さい。
※当メールニュース受信者各位機関のサーバーメインテナンス等により
メールニュースをお届けできない場合でも、メールニュースの再発行は
行いません。
発行済みのメールニュースは当開発室のwebサイトで公開しておりますので
そちらをご覧下さい。
https://www.brc.riken.jp/lab/cell/mail_news/
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発行
理化学研究所・バイオリソースセンター
細胞材料開発室
cellqa.brcriken.jp : 細胞材料、培養に関する質問
cellbank.brcriken.jp : 上記以外の質問
https://www.brc.riken.jp/lab/cell/
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2008.7.8