研究用ヒト臍帯血材料 (HCB,CBF,CFD,C34)

研究用ヒト臍帯血材料について(HCB,CBF,CFD,C34)

  • BRCは、出生児の臍帯血(へその緒の血)に由来する細胞を提供しています。
  • 「医学の発展を目指した研究」に使用することが可能な細胞材料であり、ゲノムや遺伝子を解析対象とする研究も含めた様々な学術研究のために、営利・非営利機関を問わず、利用希望者からの依頼に応じて細胞を提供しています。
  • 利用者の皆様が研究成果として取得された個人識別符号(全ゲノム解析結果等)につきましては、法令・指針を遵守した取り扱いをお願いいたします。
  • 以下の細胞を提供しています。
  • HES試料(カテゴリー:HCB)は、HES(hydroethyl starch)を用いて赤血球の多くを除いた試料です。臨床で臍帯血移植用の細胞保存に使用されている方法です。

    フィコール試料は、Ficollを用いて単核球細胞(mononuclear cells)を収集した試料です。

    小容量(カテゴリー:CBF)の提供細胞は、1本あたり凍結前単核球数で1x10^7個(1千万個)程度で、4本セットでのご提供となります。4本セットは「同一ドナー由来4本」(最大2セットまで)又は「別々のドナー由来4本」のいずれかを選択できます。

    大容量(カテゴリー:CFD)の提供細胞は、1バッグあたり凍結前単核球数で1x10^8個(1億個)程度です。

    CD34陽性細胞(カテゴリー:C34)は、ヒトの血液幹細胞を豊富に含む細胞分画ですが、血液系以外の細胞に分化する幹細胞が含まれている可能性も報告されています。提供細胞は、CD34陽性率が90%以上であり、解凍後のCD34陽性細胞数は1本あたり1.0×10^5個以上です。
    「同一ドナー由来試料」と「複数ドナーの試料を混合した試料」のいずれかを選択できます。

  • 付随情報としては性別を提供しています。
  • 使用にあたっては、事前に倫理審査委員会で承認を得ることが使用条件となっています。研究用ヒト臍帯血は東京大学医科学研究所(東大医科研)にて収集した試料が理研細胞バンクに移管されて頒布している試料です。使用機関内に倫理審査委員会が設置されていないようなケースでは、東大医科研の倫理審査委員会で審査を受けることが可能です。
  • 細胞バンク事業対象細胞としての提供に関する所定の手続き(提供同意書の締結等)を経た後に、細胞を提供します。
  • 本試料(含付随情報)は、理研バイオリソース研究センターが責任をもって管理しています。
  • 細胞は匿名化が実施され、かつ、細胞提供者を特定することはできません。細胞提供者から研究使用中止要請を受けることもありません。

コロナ禍以降、本事業に提供される臍帯血が少なく、十分な在庫が確保できておりません。
試料の供給に限りがありますので、在庫切れとなる場合があります。悪しからずご了承ください。
ご要望に応じて、感染症検査に関する書面を発行いたします。(例:発行書)

提供試料の概要

文科省「ナショナルバイオリソースプロジェクト 研究用ヒト臍帯血幹細胞

アンケート調査へのご協力ありがとうございました(2023年2~3月実施)。
結果をご報告いたします(アンケート調査結果)

 


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