Hep G2細胞の由来について

Hep G2細胞(RCB1648、RCB1886)を使用されている研究者の皆様へ

平成25年3月7日

(RIKEN BRC Cell Bank MAILNEWS 20130307号より)

当室から提供しているHep G2細胞は、肝細胞癌Hepatocellular carcinoma由来として提供してきました。
しかし最近、Hep G2細胞の樹立者を含む著者らが、Hepatoblastoma由来である可能性が高いと論文を発表している事に気付きました。

Hep G2細胞は、ECACCとの交換株として入手した細胞(RCB1648)と、東北大学加齢研医用細胞資源センターから入手した細胞(RCB1886)がございます。
ECACC、東北大学加齢研医用細胞資源センター、及びATCCでも、Hepatocellular carcinoma由来として提供しています。

発表された当該論文の主旨としては、Hep G2細胞はHepatocellular carcinoma由来ではなく、Hepatoblastoma由来である可能性が高い、ということです。
こちらをご参照ください。

今後、Hep G2細胞をご利用になる際には、ご参考にして頂ければと思います。



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