細胞バンク利用者ニーズ調査アンケート結果(2026-02-16)

細胞バンクの提供する疾患特異的iPS細胞および一般細胞の利用促進に向けたニーズ把握を目的として、2025年11月下旬から12月上旬にかけ、細胞バンク利用者ニーズ調査を実施いたしました。
アンケートにご回答いただきました皆様に感謝申し上げます。以下にアンケート結果の概要をご紹介いたします。

アンケート対象者:当室のメールニュース受信者、当室の学会展示ブースにお立ちよりいただいた方
アンケート回答数:124
回答者のご所属内訳:大学・研究機関85%、企業14%
回答者の職種:管理職・研究室主催者40%、研究員・教員(医師を含む)48%、技術職5%、学生7%

一般細胞のユーザーに伺いました。
Q. 利用したい細胞種を聞かせてください。

  • がん関連に最も多くの回答が集中し、乳癌・胆管がん・胃がん・卵巣がん等、多様ながん細胞株が挙げられました。
  • 神経関連では神経細胞腫、アストロサイトーマ、グリア細胞等が挙げられました。
  • 免疫関連細胞(ミクログリア、破骨細胞、樹状細胞等、免疫系)に関するご要望もみられました。
  • 臓器別では、腎臓・肝臓・膵臓・皮膚等の細胞株に対するご要望が見られました。
  • 筋芽細胞、骨芽細胞、骨関連細胞等の筋骨格系に関するご要望も見られました。
  • 動物種としては、魚類・両生類・哺乳類・昆虫等、幅広い動物由来細胞株への関心が示されました。
  • 研究基盤として広く用いられるHEK293、NIH3T3、C2C12等、の細胞株もご要望が多く寄せられました。
  • その他に、老化細胞に関するご要望もありました。

iPS細胞のユーザーに伺いました。
Q. 利用したいと思う疾患領域について教えてください

  • 最も多く挙げられた疾患領域は「がん関連」と「神経関連」でした。次いで「免疫関連」「希少疾患」「代謝関連」が挙げられました。

Q. 現在の疾患iPS細胞の整備方針、① 利用希望があった細胞の整備、② 一疾患につき最低一株の整備、③ 一患者につき最低一株の整備、についてどう思いますか?

  • 妥当だと思う81%
  • 一部見直しが必要だと思う6%
  • その他10%

Q. 今後の整備方針として、どのような優先順位を希望されますか?
今後の整備方針
Q. 複数患者由来のiPS細胞が整備されていると望ましいと考える疾患は何ですか?
「神経関連疾患(ALS・アルツハイマー・パーキンソンなど)」と「希少疾患」が最も多く、次いで次いで「がん」「免疫関連」「精神疾患」が挙げられました。

これらの結果を踏まえながら、今後も理研BRC細胞バンクの利用者の利便性向上に努めてまいります。

*アンケート結果の個別質問にはお答えできません。ご了承いただきますよう、お願いいたします。



コメントは受け付けていません。