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RCB0805 Ba/F3 について


クローニング株(RCB4474 Ba/F3-CL1)及び別機関からの寄託株(RCB4476 Ba/F3)の提供を開始しました。

rcb0805_03

 


平成24年7月23日

Ba/F3(RCB0805)細胞を使用されている研究者の皆様へ

理化学研究所バイオリソースセンター
細胞材料開発室  中村 幸夫

 

 平素より当センターをご利用頂き、誠に有り難うございます。
 当室は、1992年に寄託されて以来、Ba/F3(RCB0805)細胞をBALB/c系統マウス由来のIL-3依存性細胞株として広く提供して参りました。 当室は、Ba/F3細胞をドイツのリソース機関DSMZにも提供し、DSMZからも一般ユーザーに提供を行っております。 最近、DSMZから「Ba/F3細胞の提供を受けたユーザーがBa/F3細胞の詳細なSNP解析を実施し、Ba/F3細胞はC3H系統マウス由来である可能性が高いことを示す結果を得ている。」との連絡がありました。 当室でも、確認のため、近年開発されましたマウス系統間の差を検出するSSLP解析(マイクロサテライト多型解析)を実施しましたところ、Ba/F3細胞はBALB/c系統由来ではなく、C3H系統マウス由来であることを示す結果を得ました。

 当室では、C3H系統マウス由来でIL-3依存性の汎用細胞株として32D細胞も提供しておりますので、両者の取り違えの可能性を検査する目的で、両者の細胞特性を比較検討いたしました。 結果を添付の図1、図2に示しました。

図1:形態観察

rcb0805_01

図1:IL-3存在下で維持培養中の両細胞を比較すると、32D細胞の方が明瞭に大型の細胞です。 また、IL-3を除去してG-CSFの存在下で培養を行いますと、32D細胞は分化をして分葉好中球様の細胞が多数観察されますが、Ba/F3細胞にはそのような分化細胞は全く観察されません(Ba/F3細胞は、同様の処理では生存率が著しく低下します)。

 

図2:フローサイトメーター解析

rcb0805_02

図2:CD11b(縦軸)とF4/80(横軸)とで染色すると、32D細胞はCD11bを大量に発現しているのに対し、Ba/F3細胞ではその発現を認めることができません。 F4/80の発現に関しては、両細胞で大きな差はありません。

 

 以上の解析結果から、Ba/F3細胞と32D細胞とは細胞特性が全く異なる細胞であり、細胞の取り違えが起きた可能性はないと結論されました。

 Ba/F3細胞に関する過去の文献等を検索いたしましたが、これまで本細胞株を樹立したことを示す論文を発見できないでおり、Ba/F3細胞がBALB/c系統マウス由来の細胞株であることを示す明確な根拠を見出せずにおります。 以上のことから、Ba/F3は研究者コミュニティの中で漠然とBALB/c系統マウス由来の細胞と信じて汎用されてきましたが、使用され始めたかなり初期の段階から(あるいは最初から)、C3H系統マウス由来の細胞であった可能性が高いという結論に到りました。

 今回、Ba/F3細胞の由来がBALB/c系統由来ではなく、C3H系統由来であることが判明しましたが、このことにより、過去にBa/F3細胞を用いて行った研究結果の解釈に大きな差違が生じ、Ba/F3細胞の利用者の皆様には大きなご迷惑をおかけすることもあるのではないかと危惧しております。深くお詫び申し上げます。

 尚、Ba/F3細胞を利用して過去にご発表されました論文等に関しまして、雑誌等への連絡等が必要な場合がありましたら、遠慮なくご連絡を下さい。細胞提供元として、経緯を説明する書面を、責任を持って発行させて頂きます。

今後の方針および対応策:

Ba/F3細胞は、C3H系統マウス由来細胞として、提供を継続していく予定です。
尚、現在Ba/F3細胞をクローニングしており、準備出来次第、それも提供する予定です。

 

 細胞の品質管理技術の改善や新規導入につきましては、今後も積極的に取り組んでいく所存です。 今後とも、細胞バンク事業へのご理解と活発なご利用を宜しくお願い申し上げます。

 

お問い合わせ先:

〒305-0074 茨城県つくば市高野台3-1-1
独立行政法人 理化学研究所 バイオリソースセンター
細胞材料開発室
FAX: 029-836-9130
E-mail: cellqa.brcriken.jp