抗体産生能検査

ハイブリドーマ細胞株が産生するマウスモノクローナル抗体のクラスあるいはサブクラス(IgG1、IgG2a、IgG2b、IgG3、IgM、IgA)及びL鎖(λ鎖、κ鎖)、ラットモノクローナル抗体のクラスあるいはサブクラス(IgG1、IgG2a、IgG2b、IgG2c、IgM)及びL鎖(κ鎖)を確認するための検査です。

1. 準備するもの

(1) 検体

  • マウスハイブリドーマ細胞株の培養上清
  • ラットハイブリドーマ細胞株の培養上清

(2) 機器等

  • マイクロチューブ

(3) 試薬

  • Mouse Monoclonal Antibody Isotyping Test Kit(カタログ番号MMT1)Bio-Rad社
  • Rat Monoclonal Antibody Isotyping Test Kit(カタログ番号RMT1)Bio-Rad社
  • PBS(-)

2. 方法

  1. 検体50μlをマイクロチューブに採り、PBS(-)を450μl加え10倍に希釈してよく撹拌する。
  2. 希釈した検体150μlを展開チューブに入れる。
  3. 室温に30秒置いた後、軽くVortex撹拌し、展開チューブ中の試薬が溶解したことを確認する。
  4. ストリップの赤い端を下にして展開チューブに入れる。
  5. 裏表ともに青い陽性コントロールバンドが現れたら、ストリップを取り出す。

3. 判定

各クラスあるいはサブクラス及びL鎖を、目視により判定する。
例:マウス IgG2aκ

表)

裏)



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